- 公開日2024/05/30
- 最終更新日2024/05/30
中学生向けの英検®対策:最短で合格できる効率的な勉強方法をご紹介!
目次
英検®は、日本で最も認知度の高い英語検定試験であり、多くの中学生が挑戦しています。さらに、中学生にとって英検®に合格することには、たくさんのメリットがあります。本記事では、中学生が最短で英検®に合格するための効率的な勉強方法を紹介します。級ごとの勉強法や、合格のための具体的なコツも詳しく解説するので、英検®受験を考えている中学生はこの記事を参考にしてみてください。中学生のうちに英検®を取得することで、英語力を伸ばし、将来の選択肢を広げていきましょう!
中学生は英検®何級を目指すべきか
英検®は、中学生にとって英語力を測る絶好の機会です。初めて挑戦する場合は、自分のレベルに合った級を選ぶことが重要ですが、そもそも中学生は英検®何級を目指すべきなのでしょうか。一般的に、中学生は英検®3級、または準2級を目指すのが良いとされています。
英検®3級は、中学生が初めて本格的に英語力を試す重要なステップです。難易度としては、中学校卒業程度の英語力が必要とされます。そして英検®準2級は、高校中級レベルの英語力を求められる試験であり、高校入試や大学入試で有利になる可能性があります。
ただし、英検®準2級は難易度が高く、いきなり目指すのは難しい場合もあります。そのような場合は、まずは英検®5級や英検®4級、英検®3級などから始めて、徐々にレベルアップしていくのが良いでしょう。
英検®5級は中学校1年生レベル、英検®4級は中学校2年生レベルの英語力が求められる試験です。これらの級から始めて、英語力を着実に伸ばしていくことで、英検®準2級合格への道筋が見えてくるでしょう。
まずは自分のレベルに合った級から始めて、着実に英語力を伸ばしていきましょう。
中学生が英検®を受けるべき理由やメリットとは
中学生のうちに英検®を受けることには、単なる勉強ということ以外にも、高校入試で活かせたり、英語学習を習慣化できたりするなど多くのメリットがあります。以下に、中学生が英検®を受けるべき理由やメリットを詳しく紹介します。
- 英検®保有者は高校入試で有利になる
- 英語学習の習慣が身に付く
- 外部試験の独特な雰囲気に慣れられる
英検®保有者は高校入試で有利になる
中学卒業時点で英検®を取得していることは、高校入試で多くのメリットをもたらします。英検®は英語力の客観的な証明書として評価されるため、受験校によっては内申点に加点されたり、試験科目が免除されたりするなど、有利な制度を設けている場合があるのです。
なかでも大阪府では、英検®上位級取得者への優遇措置を行っていることが知られています。その措置の内容は、大阪府の公立高校の入試時点で英検®を取得していたら、英語テストの点数が保証されるというものです。英検®2級の所持で80%、英検®準1級の所持で100%の点数が保証されます。
これにより、中学生の早い段階で英検®準2級以上を取ることができれば、あとは他の科目の入試に集中することもできます。
また、高校入試は英語の試験時間が長い傾向にありますが、英検®を取得していれば、その対策にもなるため、試験の負担も軽減されます。
英語学習の習慣が身に付く
英検®は、英語力を向上させるための効果的な手段です。定期的に試験を受けることで、英語学習の習慣が自然と身につきます。また、合格を目指して勉強することで、英語に対する苦手意識を克服し、学習へのモチベーションを高めることができます。
英語は世界共通語であり、学ぶことで世界中の人とコミュニケーションを取ることができ、将来的に役立つスキルになります。そのため、中学生のうちから英語学習の習慣を身に付けることで、高校や大学でのスムーズな英語習得に繋がります。
外部試験の独特な雰囲気に慣れられる
英検®は、多くの場合外部の試験会場で行われます。自分の学校とは異なる環境で受験することになるため、外部試験の雰囲気に慣れることができます。これは将来的に、大学入試や資格試験を受ける際に大いに役立ちます。英検®は何度でも受験できるので、回数を重ねることで本番でも緊張しにくくなります。
また、実際に英検®を受ける際は、練習問題を解いたり、模擬試験を受けたりして、英検®の流れに慣れておくことをおすすめします。英検®の独自の試験内容に慣れることで、本番でも落ち着いて試験に臨むことができ、実力を発揮しやすくなります。
級別:中学生向け英検®の勉強方法
中学生向けの英検®対策として、最短で合格できる効率的な勉強方法をご紹介します。中学生の多くが受験する級は5級から準2級までです。それぞれの級の難易度と勉強方法について、以下に級ごとにおすすめの勉強法を紹介します。
- 英検®5級の難易度と勉強法
- 英検®4級の難易度と勉強法
- 英検®3級の難易度と勉強法
- 英検®準2級の難易度と勉強法
英検®5級の難易度と勉強法
中学生にとって、英検®5級は合格しやすい級といえます。英検®5級は、中学1年生の後半までに学習する内容が出題範囲となっており、中学1年生レベルの基礎的な英語力を測ります。
英検®5級の勉強法としては、以下の点が重要です。
- 単語帳で英単語を覚える
- 文法書で文法を学ぶ
- 問題集で過去問を解く
- リスニング対策をする
基本的な単語や文法をしっかりと学び、リスニングの練習を積むことが重要です。過去問を解きながら、試験形式に慣れることも忘れずに行いましょう。
英検®4級の難易度と勉強法
英検®4級は、中学2年生レベルの英語力を測ります。中学校で学習する英語力の基礎が身についていることを証明するレベルであり、単語力、文法、読解、リスニングの4つの分野で構成されています。単語量としては約600〜1,300語程度とされています。これはあくまで目安の数字となるため、英検®4級に合格するためには中学生で習う基本的な単語をマスターしておきましょう。
さらに、英検®4級合格のための勉強時間は個人差がありますが、平均して100時間程度あると良いです。毎日コツコツと勉強することで、合格への可能性を高められるでしょう。
英検®3級の難易度と勉強法
英検®3級は、中学卒業レベルの英語力を測ります。英検®4級で学習した基礎知識をしっかりと定着させたうえで、新しい文法や単語を習得していく必要があります。英検®3級のレベルは、中学校2年生の英語の授業内容よりも少し難しい程度なので、しっかり対策することで十分に合格の可能性があるでしょう。
英検®3級に合格するためには、約2,100語程度の語彙力が必要とされています。英検®4級レベルの語彙に加えて、日常生活や社会生活に関する幅広い語彙を学習することが求められます。
また、3級からは二次試験の面接が加わりますので、英会話の練習も必要です。面接では、カードに書かれた内容を元にした質疑応答が求められます。文法の理解を深め、リーディングとスピーキングのスキルを高めましょう。
英検®準2級の難易度と勉強法
英検®準2級は、日常的な場面で幅広く英語を使えるレベルとされています。具体的には、新聞や雑誌の記事を読んだり、日常的な会話を理解したりすることができる程度です。英検®準二級を合格するのは決して簡単なことではなく、英検®5級や4級に比べて、語彙力や文法力が求められるため、しっかりと対策することが必要です。
英検®準二級でも英検®3級と同様、二次試験の面接があります。質問の仕方は3級とさほど変わりませんが、会話の文章量が増えることから、内容を理解して素早く適切な情報を伝える力を身に付けましょう。
英検®準2級に合格するためには、以下のポイントを意識した勉強が有効です。
- 英文に触れる機会を増やす: 普段から英語に触れることで、徐々に英語に慣れていくことができます。英語のニュースや映画、洋書など、自分に合った教材を使って、毎日英語に触れる時間を確保しましょう。
- 語彙を増やす: 英検®準2級では、多くの単語を覚える必要があります。単語帳やアプリなどを使って、積極的に単語を覚えていきましょう。
- リスニング力を鍛える: 英検®準2級では、リスニング問題の割合が大きくなります。また、試験時に英語の文章は1度しか流れないため、過去問を解くことで、問題形式に慣れておきましょう。また、ラジオや英語のニュースなどを聞いて、リスニング力を鍛えることも有効です。
- 過去問を解く: 英検®準2級の過去問を解くことで、試験の傾向やレベルを把握することができます。本番に向けて、時間配分や解き方の練習をしておきましょう。
- 面接対策をする:模擬面接を実施することで、本番の雰囲気に慣れることができます。友達や家族に協力してもらい、試験官役を務めてもらいましょう。実際に声に出して練習することで、緊張をほぐし、自信を持って本番に臨むことができます。
中学生が英検®で合格するためのコツ
英検®に合格するために必要なのは、ただがむしゃらに問題を解くことではありません。ポイントを意識して勉強することで、着実に実力がつき、英検®合格に近づいていきます。効果的な勉強方法で、効率的に学力をアップさせていきましょう。 以下、重要なポイントを紹介します。
- 英文に触れる機会を増やす
- ボキャブラリービルディングを怠らない
- ラジオなどを活用してリスニング力を鍛える
英文に触れる機会を増やす
中学生が英検®に合格するためには、机に向かった勉強だけでなく、日頃から英語に触れる機会を増やすことが重要です。なぜなら、英語に触れる時間が増えれば増えるほど、英語に対する抵抗感が減り、英語を理解する力が自然と身につくからです。
以下、英文に触れる機会を増やすための方法をいくつか紹介します。
- 洋書を読む:洋書は、英語を学ぶ上で非常に効果的な教材です。洋書を読むことで、自然な英語表現や文法を学べます。
- 映画やドラマを見る:英語の映画やドラマを見ることも、英語を楽しみながら学ぶ事に役立ちます。好きな映画やドラマを選べば、楽しみながら英語力を身に付けられるでしょう。
- 英語の音楽を聴く:英語の音楽を聴くことで、英語の発音やリスニング力を身に付けられます。お気に入りの曲を見つけて、繰り返し聴くことで、自然と英語の発音が身につきます。また、実際に歌ってみることで、スピーキングの練習にもなるので実践しましょう。
- 英語のニュースを見る:英語のニュースを見ることで、時事問題や社会問題について英語で学ぶことができます。また、ニュースキャスターの英語は比較的聞き取りやすいので、リスニング力の向上にも役立ちます。
- 英語のポッドキャストを聴く:英語のポッドキャストを聴くことで、英語のリスニング力を鍛えられます。ポッドキャストはさまざまなテーマがあるので、自分の興味のあるものを選べるのも飽きずに英語を学べるポイントです。
これらの方法を参考に、日頃から英語に触れる機会を増やしてください。そうすることで、英検®合格に一歩近づきます。
ボキャブラリービルディングを怠らない
中学生にとって英検®合格のカギとなるのは、ボキャブラリービルディングです。英検®に出題される単語は日常生活ではあまり使わないものも多く、事前に学習しておく必要があります。
単語帳やアプリなどを活用して、コツコツと単語を覚えていきましょう。分からない単語に出会ったら、その都度調べる習慣をつけることが大切です。
また、ただ単語を覚えるだけでなく、その単語を使った例文やシチュエーションをイメージすることも大切です。そうすることで、単語の意味をより深く理解し、記憶に定着させやすくなります。英検®の問題集や過去問を解いて、実際に単語が使われている場面に触れ、英会話の練習を通して、単語を実際に使う練習をしましょう。
ボキャブラリービルディングは地道な作業ですが、英検®を目指す中学生にとって絶対に必要な取り組みです。コツコツと努力を積み重ねて、着実に語彙力を高めていきましょう。
ただし、本番では限られた時間の中で知らない英語の意味を考えている余裕はないため、語彙は記憶量と割り切ることも大切です。
ラジオなどを活用してリスニング力を鍛える
英検®合格にはリスニング力の強化が不可欠です。しかし、「リスニングが苦手…」という中学生も多いことでしょう。そんな時は、ラジオを活用した勉強方法がおすすめです。ラジオのメリットは、いつでもどこでも気軽に英語に触れられることです。家事や移動中など、隙間時間を有効活用できます。
また、ニュースやドラマなど、さまざまなジャンルの番組から興味のあるものを選べば、楽しみながら学習することができるでしょう。
さらに、ラジオ番組はネイティブスピーカーの自然な発音を聞くことができるため、リスニング力を向上させるには最適です。最初は聞き取れなくても、根気強く続けることで、徐々に耳が慣れてきます。
ラジオを活用したリスニング学習のポイントは、以下の3つです。
- 自分に合った番組を選ぶ:興味のある番組を選ぶことで、集中して聞くことができます。
- 内容を理解しながら聞く:番組の内容を理解しようと意識することで、集中力が上がり、リスニング力が向上します。
- 繰り返し聞く:同じ番組を繰り返し聞くことで、聞き取れなかった単語やフレーズを理解できるようになります。
ラジオは、リスニング力を鍛えるだけでなく、英語の語彙や表現力を向上させる効果もあります。楽しみながら学習できるラジオを活用して、英検®合格を目指しましょう。
中学生向け:英検®合格に向けたおすすめの教材
中学生にとって、英検®合格は英語学習の到達度を確認し、今後の学習計画を立てるための重要な指標となります。そこで、英検®合格を目指す中学生に最適な教材をご紹介します。
【過去問対策】
- 2024年度版 英検® 過去6回全問題集 シリーズ(旺文社 )
- 7日間完成 英検® 予想問題ドリル 5訂版 シリーズ(旺文社)
【参考書】
- 英検® 集中ゼミ シリーズ(旺文社)
- 英検®総合対策教本 シリーズ(旺文社)
【面接対策】
- 英検® 面接大特訓 シリーズ(Jリサーチ出版)
- 英検® 二次試験・面接対策 予想問題集 シリーズ(Gakken)
また、教本以外にもオンライン講座などで集中して対策することもおすすめです。エディック・創造学園の英検®対策講座Boosterは、忙しい中学生に最適な短期集中型のプログラムを用意しています。経験豊富な講師陣が、級ごとの出題傾向を徹底的に分析し、効果的で効率的な学習法を指導してくれます。
この講座は、オンライン形式で自宅から受講できるため、通学の手間が省けるのも部活や習い事で忙しい中学生にとってうれしいポイントです。また、双方向ライブ授業なので、教科書では学べない実践的な英語力を養えます。
英検®合格を目指すなら、エディック・創造学園のオンライン講座もチェックしてみるとよいでしょう。
中学生が英検®合格するための勉強スケジュール
以下は、英検®合格を目指す中学生におすすめの勉強スケジュールです。級ごとに紹介するので、自分が目指す級のスケジュールを確認して実践してみましょう。
【5級を目指す場合】
- 毎日10分間、単語カードを使って単語学習をする。
- 週に3回、英検®5級レベルのテキストを使って問題演習をする。
- 模擬試験を定期的に受けて、実力を確認する。
【4級を目指す場合】
- 毎日20分間、単語カードと英文法書を使って学習する。
- 週に3回、英検®4級レベルのテキストを使って問題演習をする。
- 英検®の過去問を数回解いて、出題傾向を把握する。
【3級を目指す場合】
- 毎日30分間、単語カード、英文法書、リスニング教材を使って学習する。
- 週に3回、英検®3級レベルのテキストを使って問題演習をする。
- 英検®の過去問を繰り返し解いて、実力を向上させる。
【準2級を目指す場合】
- 毎日60分間、単語カード、英文法書、リスニング教材、英作文教材を使って学習する。毎日60分間、単語カード、英文法書、リスニング教材、英作文教材を使って学習する。
- 週に3回、英検®準2級レベルのテキストを使って問題演習をする。
- 英検®過去問を徹底的に分析して、出題パターンを理解する。
英検®合格のコツは、英文に触れる機会を増やす、ボキャブラリービルディングを怠らない、ラジオなどを活用してリスニング力を鍛えることなどです。毎日どのくらい勉強するのか、いつまでにどの範囲を終わらせるのかなどを決めておきましょう。無理のないスケジュールを立て、毎日コツコツと勉強することで、中学生でも英検®合格は十分に可能です。
まとめ:中学生のうちに英検®を取得しておこう
英検®は、高校入試や大学入試で有利になるだけでなく、英語学習の習慣を身に付け、英語力の向上にもつながります。中学生のうちに英検®を取得しておくことで、将来の選択肢を広げることができます。
中学生が英検®で合格するためのコツにとして以下の方法を紹介しました。
- 英文に触れる機会を増やす
- ボキャブラリービルディングを怠らない
- ラジオなどを活用してリスニング力を鍛える
教科書を使った勉強法だけでなく、日頃から英語に触れることで早く英語が身につきます。
また、効率的な勉強方法としては、自分に合った教材選びや、勉強スケジュールを立てることが重要です。参考書や問題集、オンライン教材など、自分に合った教材を活用し、計画的に学習を進めましょう。
エディック・創造学園の「オンライン英検®対策講座Booster」は、短期集中型のオンライン授業プログラムを用意しています。厳選された講師陣がリアルタイムで授業を行ってくれるので、効率的な英検®対策を行えます。独学では勉強が難しい疑問や苦手にも答えてくれるので、最短距離での合格を目指せます。
ぜひ、この機会に英検®の受験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
※英検®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。
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