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小学生の塾の費用はどのくらい?平均相場や通い始める時期の目安についても解説!

「うちの子、塾に通わせたいけど、お金かかるのかしら?」
「まだ、塾に通わせるには、早すぎるかな。」
「他の人は、いつ頃から塾に通わせているの?」
多くの保護者が、子どもの塾通いについて悩まれることでしょう。


この記事では、小学生の塾通いについて、通い始める時期や目的別の費用の相場を丁寧に解説します。実際に塾選びする場合のポイントについても紹介します。


この記事を読むことで、塾に通わせるときの不安が解消するので、塾選びに自信が持てるでしょう。


子どもの塾通いを考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

小学生の塾の費用はどのくらい?

学年が進むにつれて勉強が難しくなると、塾に通うことを考え始めるでしょう。まず気になるのは塾の費用です。


塾に通う目的によって、費用の相場は変わってきます。塾ごとでも当然費用は違っていますが、中学受験が目的か、学校の補習が目的かで金額がだいぶ異なってくるため、それぞれの場合で相場をみていきましょう。


また、授業料以外にも、入学金や教材費などの費用が発生する場合があるので、前もって確認しておいてください。

中学受験対策が目的の場合

小学4、5年生では月々約2.7万~4万円、年間約30万~45万円、小学6年生では月々約3.6万~5.5万円、年間約40万~60万円の授業料がかかります。


たいていの塾では、8月に授業料を徴収しません。通常授業が行われないためです。


授業料以外にも夏期、冬季講習代や教材費などもかかるため、トータルだと小学4、5年生では年間約40万~70万円、小学6年生では年間約90万~120万円ほどになるでしょう。

学校の補習が目的の場合

中学受験がない場合、小学4年生~6年生までそれほど授業料が変わらないまま通えます。授業料の相場は月々約8千~1.7万円、年間約10万~20万円です。


受験目的でも補習目的でも共通しているのは、マンツーマン指導か、授業形式かで費用が違うということです。マンツーマン指導だと人件費がかかるため、その分割高になります。


また、ほとんどの塾で8月は通常授業がないので、もし、夏期講習を受ける場合は、追加の費用が必要です。

授業料以外にかかる費用

塾では他にもいくつか追加費用がかかる場合があります。代表的なものを紹介しましょう。


1つめは入会金です。塾に入会する際に必要となります。相場は約2万円~3万円です。


入会金無料のキャンペーンなどもあります。興味のある塾が無料キャンペーンを行っていたらチャンスです。ただし、キャンペーンに間に合うようにとあわてて入塾を決めて後悔しないように、事前に調査するようにしてください。


2つめは教材費です。塾指定の教材を購入します。相場は年間約1万円~5万円です。塾によって、使う教材の種類も量も異なります。授業料の他にどの程度かかるか調べておくといいでしょう。

3つめは諸経費です。塾によっては徴収しない場合もあります。相場は月々2千円~3千円です。
諸経費の名前は設備費、通信費など色々あります。こちらは受験目的でも補習目的でもかかる費用です。


4つめは試験代です。塾では、全国の小学生と学力を比べる模擬試験や、塾の内部で実力を測るテストなど、様々な試験があります。試験費用は受ける回数によっても、だいぶ差はありますが、相場は約1万円~10万円です。


塾によって、無料の試験があったり、有料でも受けるかどうか選べたりする場合もあるため、前もって調べておいてください。


5つめは季節講習代です。 塾では長期休みごとに、春期講習、夏期講習、冬期講習といった季節講習があり、費用がかかります。相場は1回につき、約2万円~5万円です。季節講習は必ず受講しなければいけない塾もあります。


6つめは特別講座代です。塾によっては宿泊して学習する夏合宿や、正月返上で学習する正月特訓などの特別講座を開いています。こちらの相場は、年間約10万円~20万円です。


このように、授業料以外でも様々な費用がかかり、中には高額な費用もあります。事前に調べておかないと、予想外の出費になるでしょう。塾に入会する前には、授業料以外の費用もきちんと確認をするようにしてください。

小学生が学習塾にかけている平均費用

では実際に、各家庭が学習塾にどのくらい費用をかけているか紹介していきます。平成30年度に文部科学省が行った子どもの学習費調査の中で、学習塾費について調査結果が公表されています。


調査結果によると、公立小学校に通う生徒と私立小学校に通う生徒で学習塾にかけている費用に差があることが分かりました。


通塾している生徒の1年間に支出した平均金額は、公立小学校の場合13万6千円、私立小学校の場合で33万7千円となりました。


この調査での平均金額は、受験目的の人も補習目的の人もまとめた平均額となっています。また、学年別でもないため、塾の授業料の平均値とずれていると考えてください。


子どもを通塾させている場合、年間の学習塾費の割合は、公立小学校では1万円以上5万円未満の割合が9.9%と高く、一方で、私立小学校では5万円以上10万円未満の割合が高く9.4%です。


さらに、私立小学校に通う生徒の特徴として、学習塾費に年間90万円以上支出している割合も5.6%にのぼります。公立小学校は0.5%にすぎません。これは私立小学校の方が中学受験を目的として塾に通っている生徒の割合が高いためでしょう。


出典:子供の学習費調査 平成30年度 子供の学習費調査4項目別経費の金額段階別幼児・児童・生徒の構成比(8)学習塾費|政府統計の総合窓口
参照:https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031894267&fileKind=0

塾に通っている小学生の割合

続いてどのくらいの小学生が塾に通っているかを紹介していきます。他の子どもが塾に通い始めたと聞くとあせりを感じたり、自分の子どもはどうしようと不安に思ったりします。平均値を知ることで、周りの変化も落ち着いて受け止められるようになるでしょう。


公立小学校に通う生徒のうち約4割、私立小学校に通う生徒だと約7.5割が塾に通っているといわれています。これは公立小学校でも5人に2人は通塾している計算です。


多いと感じられるかもしれませんが、これには英会話教室なども含まれています。また、低学年から勉強の習慣づけのために塾を利用している場合もあるでしょう。


同じ小学生でも学年が上がっていくにつれて、通塾する割合は増えていきます。小学校高学年になると授業も難しくなってきますし、受験を考えている人は対策を始めるためです。補習目的でも、受験目的でも塾を利用し始めるでしょう。


小学生の場合は、友だちが通っているからという理由で友だちと同じ塾に通い始める場合もあります。しかし、安易に塾選びをするのは注意してください。子どもにとって本当に塾が必要なのか、どの塾が子どもに合っているのかなどしっかりと調べましょう。

そもそも小学生に塾は必要?通塾がおすすめな生徒とは

小学生の間は塾に通わなくてもいいのでは、と考える保護者もいるかもしれません。子どもの学力も目指す学校も様々なため、塾が必要かどうかは子どもによって異なります。では、どのような場合に塾に通った方がいいのか紹介します。

中学受験を目指す場合

受験対策では、勉強だけでなく、志望校の出題傾向を調べたり、他の受験希望者と学力を比べたりしなければいけません。保護者が全てサポートするのは負担が大きいです。塾を利用すると勉強以外のサポートもしてくれて、受験勉強の強い味方となってくれます。


また、自分と同じように中学受験をする友だちにも出会えます。1人で受験するよりも、仲間やライバル、応援してくれる先生がいるとモチベーションを保てるでしょう。

学校授業についていけていない場合

学校の授業が分からないと感じるときも、塾をおすすめします。点数でいうとテストで70点取れないことが続いたら塾を考えてみるとよいでしょう。


予習型の塾の場合は、学校で習う前に一度教えてもらえるので、学校の授業での理解度が上がります。


また、個別指導の塾の場合は、子どもの学力に合わせて指導してもらえるので、苦手科目の克服に役立ちます。


子どもに合った塾を選ぶことで、学校の授業が分かるようになるでしょう。

塾に通い始めるおすすめの時期

では、塾を利用する場合、通い始めるタイミングはいつからがいいでしょうか。通塾を迷っている間にタイミングを逃してしまったり、早く通わせすぎて勉強に飽きてしまったりしないよう、おすすめの時期を紹介します。

中学受験対策が目的の場合

中学受験対策の授業は小学校3年生の2月頃から始まります。早い段階から中学受験を決めている場合では、小学4年生の4月頃までに受験対策の塾に通い始める人が多いでしょう。


中学受験を決めるのが小4をすぎてからだったり、金銭的な問題があったりすると、小学校高学年から受験対策の塾に通い始める人もいます。


中学受験の可能性があるときは、塾の学習に途中参加でもついていけるよう、入塾前から学校の授業を理解しておくことが大切です。

学校の補習が目的の場合

補習目的では、小学校5年生以上がおすすめの時期です。高学年になると学校の勉強が難しくなり、中学校で習う内容の基礎的な部分も多くなります。中学進学の前に、苦手をなくしておけるといいでしょう。


ただし、学校の授業が理解できていて、中学受験を考えていないのであれば、塾に通わなくても問題ありません。学校の宿題やテストに目を通して、子どもの勉強の理解度を確認するようにしてください。


必要に応じて、塾の利用を検討しましょう。

塾を選ぶ際に見るべきポイント

塾の利用を決めたとして、どんな塾がいいのかも悩むポイントでしょう。


通ってみて、思っていた指導内容と違ったり、成績が思うように上がらなかったりすると、とても残念になるでしょう。さらに、改めて塾を選びなおすのも負担になります。


塾選びのポイントをおさえながら、子どもに合った塾を選ぶようにしましょう。

実績や指導スタイル

まずは興味のある塾の内容を確認しましょう。


進学塾を探している場合は、過去の合格者の実績をみてみます。過去の生徒が希望する中学に合格できてきるのかは重要です。多数合格できているならば、合格までの指導マニュアルを塾がしっかり持っているといえます。


指導スタイルも重要です。大まかに分けると、「集団型」か「個別指導型」があります。


集団型の塾は、学校と同様に大勢で授業を受けます。常に周りにライバルがいるので、モチベーションを高く持てることが特徴です。


個別指導型の塾では、先生1人に対して、少人数で指導を受けます。分からない点を丁寧に指導してもらえることが特徴です。


子どもによって向き不向きもあるため、子どもに合う指導スタイルが分からない場合は、体験授業に参加してみてください。実際に体験して、合うスタイルを選びましょう。

自宅からの距離

どんなにいい塾でも自宅から離れすぎていると、通学時間が子どもにとっても保護者にとっても負担になります。


自宅から離れた塾だと、バス代や電車代がかかったり、保護者の送迎が必要だったりします。たとえ子どもが1人で帰ってくるとしても、夜、暗くなってからの帰宅は心配です。小学校高学年だとしても、夜、一人で帰宅させることは避けましょう。


ただ、遠くに評判のいい塾がある場合は通わせたくなります。しかし、通学時間は子どもにとってかなり疲れがたまるでしょう。いい授業だとしても、疲れていると集中して聞けません。


保護者も遠くまで送迎すると拘束時間が長くなります。もし小学4年生の4月から通った場合、送迎の負担は3年間続くでしょう。


自宅から遠い塾はおすすめできません。勉強に集中するためにも、できるだけ自宅から近く、通学の負担が少ない塾を選んでください。

勉強する環境

塾の勉強環境は、施設や設備に加えてサポート体制も確認するようにしましょう。


施設面では、教室は静かで明るいか、机やいすは勉強しやすいか、などを確認してください。授業に集中できると身につく内容も違ってきます。


自習室も重要なポイントとなります。授業以外でも使えるスペースがあると予習復習に利用できますし、自宅で集中できないときの勉強スペースとしても利用できます。利用時間や利用料はどうなっているかなども確認しましょう。


サポート体制は、子どもに合ったカリキュラムを用意してくれるかをみてください。小学生は、まだまだ自身で学習計画を立てることが難しいです。計画立てを塾がしっかりサポートしてくれると勉強に集中できるでしょう。


子どもの目標や学力や性格、保護者の要望をふまえて対応してくれる塾を選んでみてください。

まとめ

ここまで小学生の塾事情について紹介してきました。


塾の費用は決して安くありません。しっかり調べることで信頼できる塾を選ぶようにしてください。多くの塾では無料で体験授業を受けられます。塾を選ぶときは積極的に利用してみましょう。


子どもも保護者も納得できる塾を選ぶことで、勉強に集中できて成績も上がり、中学受験が成功する可能性が上がります。受験の成功体験は、子どものその後の自信につながっていくでしょう。

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