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高校受験生の勉強時間は?1日の平均時間や確保方法についても解説!

「いよいよ子どもが中学三年生になって受験生となるけど、ちゃんと勉強していけるだろうか。」
「受験生を持つ親として、どんなことに気を付けたらいいんだろう。」


受験を控えた子どもを持つ多くの親は上記のような不安を抱えていることでしょう。


この記事では、高校受験を控えた、受験生の1日の勉強時間や勉強時間の確保の方法についてまとめました。一口に受験勉強といっても中学に入った時から始まっています。


高校受験に対して不安な気持ちを少しでも穏やかにして、子どもと一緒になって高校受験を乗り越えていきたい方はぜひ読んでみてください。

高校受験生の平均的な勉強時間

中学生は普段どれくらい家で勉強しているのでしょうか。中学生といっても3年間あります。時期によって勉強に取り組める環境も変わってきます。


部活動を行っている中学生は、部活動を終えて学校から帰宅した後、睡眠を7~8時間確保するとして、夕食や入浴などを済ませ、自由時間として使えるのは2時間半程度しかありません。


2時間半という短い時間の中に、息抜きのためのテレビを見る時間や、趣味に取り組む時間なども確保すると、勉強にあてられる時間はおよそ1時間~1時間半といったところでしょう。


その時間内で、出された宿題を中心に、勉強に取り組むことになります。3年生になって部活動を引退してからは、勉強時間を増やすことはできるでしょう。

中学一年生

中学校と小学校の大きな違いのひとつに、定期テストが行われることが挙げられます。また、中学一年生で学習する内容が理解できないまま進級してしまうと、結果的に雪だるま式に苦手な分野が増えてしまい、あっという間に勉強が分からなくなってしまいます。


中学一年生の頃は、出された宿題に加えて復習を重点的に行うと良いでしょう。その都度学習内容をしっかり理解しておくことが受験にとって重要であるからです。


そのため、1時間半程度は学習時間を確保したいところですが、時間を目標にするより、いかに効率よく宿題や復習ができるかの方が大切になってきます。


定期テスト前は、部活動はお休みになることが多いので、その分学習時間を増やせます。

中学二年生

中学二年生は、生活環境が大きく変わった中学一年生とは違って、中学生としての時間を満喫できる時期でもあるといえます。1年間、中学生活を経験し、文化祭や体育祭などの行事や部活動も楽しめる時期でしょう。


しかし、中学一年生の頃と同様に部活動があるので、勉強時間を急激に増やすことは難しい状態です。その中で、受験に備えてしておきたいことは、今まで学習してきた範囲の復習です。


1時間半程度の学習時間で中学一年生の時の学習内容を確認して、理解不足なところを見つけ、確実に理解しておきましょう。


そのような学習が本格的な受験勉強をする時に大切になってきます。

中学三年生の夏休みまで

中学三年生になったといっても、部活動は続きます。そのため、中学三年生になったからと急に勉強時間を増やすことは難しいでしょう。


一般的に、部活動は中学三年生の夏休みで引退です。それまでは、上手に時間のやりくりをして2時間程度の学習時間が確保できていれば良いといえます。


部活動を引退するまでは部活動に力を入れたいからという理由で、家庭での学習に時間を割いていない子どもも多いかもしれませんが、家庭学習を後回しにしてはいけないのは言うまでもありません。


部活動を引退すると、その後はおのずと受験勉強が中心になる生活へと変わります。引退後、スムーズに受験勉強中心の生活に変われるように、少しでも勉強を続けておきましょう。

中学三年生の夏休み

中学三年生の夏休みは部活を引退して、本格的に勉強に時間を費やせる時期になります。受験生自らが受験勉強の計画を立て、苦手な部分など自分が勉強したいところを集中して勉強できます。


今まで部活などでなかなか勉強の時間をとれなかった子どもも、夏休みはしっかり時間を確保して、受験勉強に取り組めるようにしましょう。苦手な部分の克服にも力を入れることが大切です。


夏休みは家庭でコツコツと勉強を続けるのも良いですが、学習塾に通わせるのも周りから適度な刺激を得られ、勉強するモチベーションを保つのに役立ちます。塾通いも視野にいれてみてもいいかもしれません。


夏休み中は少なくとも1日6時間、できれば8時間程度は勉強する習慣をつけたいものです。苦手な部分の克服と共に、基礎的な部分を再度徹底することにも力を入れましょう。

中学三年生の冬休みまで

夏休みが終わって学校が再開すると、夏休みほど受験勉強の時間は取れません。しかし、夏休みの間に勉強する習慣をしっかり身に付けておけば、学校が再開しても、それなりの学習ペースを維持できます。


また、夏休みが明けると、学校では三年生が受験を強く意識する時期でもあり、勉強に集中しやすいでしょう。これまで部活動を中心に生活していた子どもも、自然に受験勉強を意識するようになる時期です。


夏休みが明けて冬休みまでは、少なくとも1日4時間程度は勉強するようにしましょう。休日は時間があるので、できれば1日6時間は勉強しておくのが理想的です。学校の宿題だけでなく、受験のための勉強をすることも大切です。

中学三年生の冬休み

受験生にとって冬休みは、高校受験前最後の長期休みです。この時期は中学一年生から学習した基礎を固めることが大切なので、過去の問題集などを使って苦手な部分を克服できるようにしましょう。また、自分の実力をつかむために模擬試験を受けることもお勧めします。


新しく難しい問題に取り組むよりは、基本的な問題をきちんと解けるようにすることに重点を置きましょう。


冬休みという長期休みでの勉強時間は、1日8時間は取りたいところです。そのため生活の中心が勉強になりますが、あまり勉強、勉強と神経質になってしまうのも問題です。


勉強時間を十分に取った後は適度に休憩時間を取り入れるなど、無理なく勉強に取り組みましょう。

中学三年生の冬休みから受験まで

冬休みが終わると、受験までは追い込みの時期です。この時期の過ごし方で、受験のすべてが決まるといってもいいでしょう。先にも述べましたが、難しい問題に挑戦するより、自分が苦手とする基本問題をしっかり解けるようにしておきたい時期です。


冬休みから受験までの間の勉強時間は一般的に平日で5時間程度、休日には8時間程度が良いとされています。そして、実際に受験する志望校の過去問題を中心に、集中して勉強に取り組みましょう。


冬休みが明けると授業は通常通りに行われるため、学校に通う必要があります。通学しながら、平日5時間程度の勉強時間の確保は大変ですが、最後の追い込みであることを受験生がしっかり自覚をして、自主的に学習に取り組みましょう。

勉強時間に関する注意点

睡眠を削る

中学生に必要と考えられる睡眠時間はだいたい8~10時間といわれています。しかし、実際には7時間寝ればよく寝たと思う人が、今の中学生には多いようです。


睡眠時間の少ない人は知らないうちに体が悲鳴を上げてしまうことになります。睡眠時間を削って勉強すると、睡眠障害を起こし様々な不調がおこります。頭や身体が十分に働かなくなって勉強の効率が低下し、学習内容が身に付かない悪循環に陥ります。


そのため、睡眠時間は削らずに限られた時間を有効に使う工夫をしながら、質の高い勉強をすることが必要です。

昼夜逆転

勉強時間を確保しようと夜遅くまで起きていたり、夜の方が静かで集中できるからと昼間に勉強せずに夜に勉強をしたりしていると、いつの間にか昼夜逆転の生活になります。


昼夜逆転の生活は、体内リズムを乱し、記憶力や集中力が低下する恐れがあります。本来寝る時間に眠気が起きなかったり、朝、起きるのが辛く感じられたりといった睡眠障害は、体内リズムの乱れが原因といわれています。


受験生としては避けたいため、しっかり睡眠をとり、朝型の生活にしましょう。

勉強時間を効率的に生み出すには

中学生は忙しいといわれています。勉強に部活動、友だちとの交流、趣味と人生の中で一番忙しい時代だという人もいるくらいです。


1日は24時間しかありません。そんな限られた時間の中で、受験生として効率よく勉強時間を生み出すにはどうすればよいでしょうか。


部活動を引退するまでは自由に使える時間は多くありません。また、部活動を引退したからといって時間が無限に増えるわけでもありません。まずは、ちょっとした隙間時間を有効に使うことから始めましょう。


朝15分早く起きたり、夕食を食べる前だったり、今まで勉強に充てていなかった短い時間で勉強をしてみましょう。


もちろん短時間なので、計算練習や漢字練習、一問一答の問題などと、できることは限られてはきますが、それらを積み重ねることが大切で、その積み重ねはやがて大きな力になります。そういう勉強ができる教材を普段から身近に置いておく工夫も忘れずにしたいものです。


その一方で、頑張りすぎには注意が必要です。頑張りすぎて、体や脳が疲弊しているのに勉強を続けるのは、効率の良い勉強とはいえません。例えば、学校で眠たくなってしまった時や、明らかに体調が悪く感じる時は、リフレッシュすることも必要です。


勉強時間を生み出しても、無理をしてしまっては意味がありません。どの日も無理のない範囲で頑張って、もしどうしても体調がすぐれない時は、思い切って1日休んでみても良いでしょう。まずは体調を整えることが大切です。


勉強を頑張った後に、リフレッシュとしてゲームをしてよいなど、趣味の時間を取るというルールを作っている人もいます。しかし、これは受験生として効率的に勉強時間を生み出すには、マイナスといえます。趣味にはつい没頭してしまうからです。なので、10分だけなど時間を決めて休憩すると良いでしょう。

勉強のやる気をあげるために親ができることとは

信頼関係を築く

受験生を持つ親として何より大切なことは、子どもとの信頼関係を築くことです。親の一方的な決めつけを子どもに押し付けたり、子どもの気持ちを無視したりする行動は、子どもとの信頼関係を築く時にはマイナスに働きます。


子どもから信頼してもらうには、何より相手の立場を理解して共感することです。まずは自分の子どもが受験生であることをしっかり理解しましょう。そして、受験に関する悩みを相談されたら、子どもの思いを尊重しながら聞くことに徹することが重要です。


しっかり信頼関係を築き、子どもが安心して不安を吐き出せるようにしましょう。

成長を認める

子どもの成長を認めることは親として大切なことです。子どもの成長に対して、子どもが分かるように喜ぶことが親の役目といっても過言ではありません。


結果だけを見て判断するのではなく過程に注目して、その中でどれだけ成長しているかを見るようにしましょう。子どもが成長していても、結果につながらないこともあります。十分な力がついていても、すぐに結果が出せないこともあることを理解しておくことが大切です。


たとえ成績が芳しくなくても、少しずつ実力がついていることもあります。否定せず頑張っていることを認めていきましょう。

まとめ

高校受験のことを考えると、子どもの勉強量や成績について気にならない親はいないでしょう。しかし、子ども自身も少なからず不安や心配を抱えて高校受験に向かうわけですから、親があまり過敏にならないように気を配ることも大切なことです。


普段から、子どもとしっかりとした信頼関係を築けるように気を付けながら、子どもを信じて、高校受験を乗り越えましょう。高校受験を乗り越えれば子どもも親も、共に人として成長できます。

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