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後悔の残らない高校の選び方は?自分に合った考え方やポイント・NG例も紹介

「子どもに合った高校の選び方や決め方がわからない」
「どんな高校がいいか迷ってしまって、なかなか志望校を決められない」
「子どもの高校選びに失敗したらどうしよう」
このように、子どもの高校の選び方が分からず、悩みや不安を抱えている保護者の方は多いのではないでしょうか。


この記事では、高校の分類をはじめ、志望校の選び方や情報の集め方のポイントについて詳しく紹介しています。この記事を読むことで、高校を選ぶときに必要な基本的知識が分かるでしょう。


今現在、お子さんが中学生で、高校受験について考え始めている保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

高校の分類を把握しよう!

男子校・女子校・男女共学校

高校には、男子校・女子校・男女共学校の3種類があります。


男女共学校は、異性の存在によって視野が広がるため、性別にとらわれない価値観やコミュニケーション能力が養えると言われています。その一方で、各性別に特化した教育は難しく、場合によっては、男女間のトラブルが起きることもあるでしょう。


男子校・女子校は、同性のみで構成されているため性別による役割分担がなく、自立心やリーダーシップが育ちやすいとされています。一方で、異性との交流がほとんどないため、男女共学校に比べて社会性が育ちにくいとも言われています。

国立・私立・公立

高校は、設立した法人や自治体などによって「国立高校」「公立高校」「私立高校」に分類されます。


国立高校は、国立大学法人が設置した国立大学付属の学校です。比較的学費が安く、のびのびとした校風が特徴です。大学で行われる研究や実験を手伝うことを目的とした学校と言えるでしょう。


私立高校は、学校法人が設置した学校のため学費が高く設定されており、教育方針や入試方法、偏差値は学校ごとに様々です。大学付属高校も多く存在し、校内施設が充実しているのも特徴です。


公立高校は、都道府県や市町村が設置した高校です。入試の難易度や校風は幅広く、受験のときには中学校の内申点が合否に影響する学校もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。

付属校

付属高校とは、大学に付属して設置された高校です。大学受験をせずに系列の大学に進学できる学校などもあり、比較的大学進学がしやすいと言えるでしょう。


他の高校に比べて大学進学がスムーズなことから、高校在学中に自分のやりたいことに集中できたり、大学まで続く人間関係を築けたりするといった点がメリットでしょう。


ただし、付属大学への進学条件は高校によって異なり、必ず大学に進学できるというわけではありません。高校受験の際に、大学進学の条件や付属大学への進学率などについても、情報収集しておくことをおすすめします。

中高一貫校

中学校に入学してから高校卒業までの6年間、同じ学校で一貫した教育を受けられる学校です。


「中高一貫校」には、私立、公立、また高校の生徒募集がない完全型、高校の生徒募集がある併設型、大学付属型など、いくつもの種類があります。


どのタイプの中高一貫校も、6年間を通して教育カリキュラムが組まれていることがほとんどで、ゆとりある中高生活を送れるのがメリットです。勉強以外の部活動などにも集中しやすい環境でしょう。


また、一般的な中学校高校と違って生徒の年代が幅広いため、年齢の離れた先輩・後輩とも人脈が築けます。

通信制

通信制は大学と同様に単位制で、興味があることについて自分のペースで学べるのが大きな特徴です。


アルバイトや仕事、趣味との両立が可能、校則に縛られない、留年がないなどのメリットが挙げられます。勉強が苦手だという場合でも、その人に合わせて自由に学習計画を組めるため、通いやすい学校と言えるでしょう。


一方で、全日制高校に比べ登校回数が少ない、人付き合いを学びにくい、自主的な学習が主なスタイルのため、自主性や自己管理が必要というデメリットもあります。


事前にメリット・デメリットについて、しっかり確認しておきましょう。

学科

高校は主に、普通科・専門学科・総合学科といった学科に分かれています。


普通科は、大学進学を目指す学生が多い学科です。普通科目と言われる国語・数学・理科・社会・英語を中心に学習します。中学校での学習が基礎となり、その知識をさらに深掘りしていきます。


専門系は言葉の通り、専門系知識を学ぶことに特化した学科です。商業系・農業系・工業系・海洋系など、一定の分野に特化した実践的な深い知識を身につけられます。また、将来に役立つ資格取得にもチャレンジできます。


総合学科は、普通学科の他に専門的な知識を学べる学科です。希望する進路に合わせて必要な科目を選択して学習計画を立てます。

高校の選び方のポイントまとめ

志望校の偏差値が学力に合っているか

まずは、子どもの学力と志望校の偏差値が合っているかを確認しましょう。


仮に入学試験に合格できたとしても、学力と学校の偏差値が合っていなければ、入学後に授業についていくのが困難になる可能性があります。そのため、志望校を決める段階で偏差値を知っておきましょう。

学科やコースはどのようなものがあるか

学科やコースで高校を選ぶのもひとつの方法です。子どもの将来のビジョンや興味関心、適性などに合った学校を選びましょう。


同じ学科でもいくつかの学校を比べ、主な学習内容や進学先を事前に調べておくと良いでしょう。

学費がどのくらいかかるか

学費も大きな決定要因のひとつです。授業料だけでなく、制服代や学用品代、修学旅行費なども確認しましょう。


私立・国公立でも大きな差があるため、3年間トータルでかかる金額を吟味した上で志望校を決定するのをおすすめします。

進学実績はあるか

大学への進学を考えている場合、進学実績も重要なポイントです。中には、指定校推薦などの枠を持っている学校もあります。


希望する大学へはその高校から進学可能かなど、高校卒業後の進路と合わせて考えてみましょう。

校風や教育方針が合っているか

その高校の校風や教育方針が自分の子どもに合うかどうかは、入学後の高校生活に大きく影響を与える部分でしょう。


学校説明会などに参加して、事前に高校の雰囲気や教育方針を知っておくことをおすすめします。

通学時間や通学方法は無理のない範囲か

通学時間が長いと、十分な学習時間が確保できない、高い交通費がかかるなどの問題が出てきます。場合によっては、親元を離れて寮生活をすることもあるでしょう。


勉強に集中できる環境を作るためにも、無理のない範囲の高校を選びましょう。

高校の情報はどうやって集める?

OBやOGに話を聞く

気になる高校が見つかったら、その学校についての情報をできるだけ多く集めましょう。


まずは、実際にその高校に通っていた卒業生や、その保護者の方に話を聞いてみることをおすすめします。パンフレットだけでは分からない、よりリアルな情報を入手できる可能性があるでしょう。


身近に志望校の卒業生やその保護者がいない場合は、ホームページに卒業生の言葉などが記載されている学校もあるため、チェックしてみましょう。

高校のホームページを見る

高校のホームページには、先述で紹介した卒業生の言葉以外にも、これから入学する生徒や受験生に向けた情報が多く掲載されています。


教育方針や校長先生の言葉、3年間の教育カリキュラム、学科やコースの紹介、入試情報、卒業後の進路など、隅々まで目を通しておくと良いでしょう。


また、学校行事や部活動についての紹介・活動報告などが掲載されている学校も多くあるため、志望校の雰囲気をつかむのに役立つでしょう。

進路相談のとき先生に聞く

中学校での進路相談の際に、担当の先生に志望校の情報を聞いてみるのもひとつの方法です。その高校を過去に受験した生徒の傾向や、実際に入学した生徒からの情報の他、進路指導担当の先生の経験などから、有益な助言をもらえる場合もあるでしょう。


また、先生方は独自の資料や情報を持っている可能性もあります。進路相談のときに聞き漏らすことがないよう、事前に質問したい項目をまとめておくと良いでしょう。

オープンスクールに参加する

志望校のオープンスクールに参加して、学校の雰囲気を実際に感じるのも良いでしょう。入学後、「想像していた雰囲気と違っていた」などの理由で通えなくなるようなことがないよう、直接確認することは大切です。


先生方や在校生と話す機会に恵まれる可能性もあるため、ぜひ積極的に質問してみましょう。


また、実際に校舎や生徒を見ることで入学後が想像しやすくなり、入学への意欲が高まるきっかけにもなることもあります。

塾で情報を集める

塾には塾独自の情報があります。進学実績の高い塾であれば、その分情報量も多いでしょう。また塾は成績を主に見るため、より自分の学力に即した助言をもらえることもメリットとして挙げられます。


さらに、同じ塾の先輩が自分の志望校に通っている場合など、先輩に直接聞いてみることもできるでしょう。


他校の中学校に通っていて、同じ高校を目指している生徒がいる場合は、お互いの持っている情報を交換し合うのもおすすめです。

納得のいく高校選択をするために!

偏差値だけ見て考えない

偏差値は、高校を選ぶ上で非常に重要な観点です。しかし、そればかりで決めてしまうと、「自分の子どもには校風や学習方針が合わなかった」という結果になる可能性があります。


偏差値以外にも、先述の収集方法などを使って、できるだけ多くの情報を集めておきましょう。入学前にある程度ギャップを埋めることで、充実した3年間の高校生活を送れることでしょう。

志望校を複数考えておく

志望校を決める際に、「絶対その高校に入学したい」という気持ちを持つことも大切ですが、1校だけに絞ってしまうと可能性を狭めてしまうことになります。


他にも、学力が合格基準に届かない、他の学校に興味を持ってしまったなど、受験間際になって志望校を変更する必要が出てくることは珍しくありません。


受験間際になってから情報収集をやり直さなくても済むよう、志望校を複数考え、各校の受験に向けて準備しましょう。

志望校は早いうちから考えておく

早い段階で目標が定まれば、そこに向けての勉強や行動の計画が立てやすくなるため、学習などのモチベーションアップにもつながります。


また、早くから準備することで十分な準備期間が確保できるため、より多くの情報が収集できます。途中で進路変更をしたくなった場合でも、すぐに対応しやすいでしょう。


具体的な高校名までは決められないという方は、ある程度の方向性(学科やコース)だけでも決めておくと良いでしょう。

ありがちな後悔の残る高校の選び方

保護者や塾の影響を受けて選ぶ

高校を選ぶときに重視すべき点は、実際にその高校に通う子どもの意思です。


「本当は行きたくない学校なのに、保護者や塾から進められるがまま志望校にした」ということは避けましょう。行きたくない高校に進学した場合、充実した学校生活が送れず、途中で通学が億劫になる可能性もあります。


また、塾から学校をすすめられた場合は、本当に子どもに合っているのか確認するようにしましょう。

友だちと同じ高校を選ぶ

中学校でできた友だちと離れたくないという気持ちは、誰しもが抱くものでしょう。しかし、それだけで志望校を決めてしまうと、入学してみたら自分に合わない校風だった、授業についていけない、ということも起こりかねません。


自分主体で志望校を決めることの大切さと、実際に高校に通うのは「自分」であるということの意味をしっかり伝えてあげましょう。


どうしても、友だちと離れたくないといった理由で高校を選んでしまう場合は、きちんとした理由やその高校にどういった魅力があるのかなど、聞き出してみると良いでしょう。

まとめ

近年では様々なタイプの高校があるため、どの高校が自分の子どもに合っているのか、後悔しない高校の選び方とはどのようなものかなど、志望校選びの悩みは尽きないでしょう。


今回の記事では、高校受験を控えたお子さんを持つ保護者の方に向けて、子どもにマッチした高校の選び方のポイントや、情報収集方法などを紹介しました。


記事の内容を参考に、保護者の方もお子さんも、後悔のない高校選びをしてください。

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