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高校受験の英単語の効率的な勉強法は?暗記のコツや必要単語数を解説

高校受験の「英語」はどんな科目?

高校受験は主に国語・数学・英語の3科目が必須科目として設定されており、そのうちの1つの英語は、非常に重要な科目です。出題傾向や配点などは受験する高校によって多少異なりますが、主にリスニング、英文法、語彙、長文読解、英作文について問われます。


様々な出題形式はあれど、そもそも英単語が理解できなければ文章を理解するのは困難になるでしょう。そのため、受験生は一生懸命に英単語を暗記しようとしますが、あまり得意ではない子どもが多いのも事実です。


この記事では、高校受験に求められる英単語数について解説をや、英単語を効率的に勉強するコツについて紹介していします。英単語の暗記に苦手意識を持っている子どもを持つ方はぜひ参考にして、子どもに伝えてあげてください。

高校受験の英単語は暗記が必須なの?

高校受験では約2500単語が登場すると言われていますが、それら全てを完璧に覚えている必要はなく、多少であれば前後の文から推測することも可能です。


しかし、そもそも前後の文の単語が理解できなければ推測することもできないため、しっかりと英単語を暗記する必要があると言えます。


また、前後の文から推測できるとしても将来的な観点からも暗記をした方が良いと言えます。


高校受験で登場する英単語の多くは実用性重視のものが多いため、高校受験に限らず、大学受験なども見据えている場合はいずれ覚える必要が出てくることから、早いうちに覚えた方がのちに他の勉強にあてる時間が増えるでしょう。


さらに、暗記力は大人になるにつれて弱まっていくと言われており、暗記に苦手意識を持っている子どもでも、前述した通り高校受験の英単語は将来的に覚える必要が出てくる単語が多いため、今、苦痛でも若いうちに覚えた方が結果的に楽になるといえます。


結論として、英単語の暗記はほぼ必須だと言えます。

高校受験に求められる英単語数はどれ位なの?

高校受験に臨むにあたって、まずはどれぐらいの英単語を覚える必要があるのか把握することが大切です。把握することで、求められるレベルが明確に理解でき、どこまで学習したら良いのかということに対しての不安が消えるでしょう。


まず、2021年度より文部科学省が大幅に外国語教育に対する基準を引き上げるとしています(「新学習指導要領について」を参照)。具体的には、中学校では覚えておくべき英単語が約1200語だったのに対し、新基準では約1600~1800語と大幅に増えています。


高校受験も新基準以前では公立高校で約1200語、難関私立高校では約2500語と言われていましたが、新基準では中学校で約1800語に増加したことを考えると、難関校ではより多くの英単語が出題されると予想できるでしょう。


さらに、日本人の多くは学習したテンプレートばかりを使うと言われていることの改善として、文部科学省の「新学習指導要領について」では、「未知の状況にも対応できるように思考力・判断力・表現力等を育成する」としています。


この方針が今後の高校受験の出題形式に影響を与えるとして、これから高校受験を控えている方は持っている考えを十二分に表現するために豊富な単語量、すなわち語彙力が必要になるでしょう。


高校受験に万全な状態で臨むためには、まず教科書に出てくる単語は全てマスターする必要があります。その後は、受験に必要な単語数を日割りで計算し、毎日無理のないスケジュールで暗記していきましょう。


受験前に一気に詰め込むと脳に定着せず、いざというときに思い出せない可能性が出てきます。そうならないためにも、余裕を持った暗記スケジュールを組むことが大切です。


出典:資料4 新学習指導要領について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2018/07/09/1405957_003.pdf

英単語を効率的に勉強するコツ

隙間時間に何度も見て暗記する

英単語を一気に覚えたいと思っている受験生もいるでしょうが、こまめに時間を取って暗記するようにしましょう。


脳は繰り返し見たものや行う作業を重要な情報として認識し、記憶すると言われています。一度に多くの情報を与えても、車の窓から流れる景色がごとく、一瞬で忘れ去ってしまいます。


長時間取って、1つの単語に時間を掛けて覚えるよりも、隙間時間などで何度も繰り返し暗記するようにしましょう。

ノートにひたすら書く

人間は、線香の匂いを嗅いだときに祖父母の家に行ったときの記憶を思い出したり、食べた味が実家の味だと感じたりすることがあるように、五感と紐づけて記憶することがあります。


そのため、視覚的に英単語を「見る」だけでなく、ひたすらノートに「書いて」、動作で覚えるようにしましょう。また、高校受験の記述問題ではスペルを正しく書く必要があるため、英作文の練習としても有用な方法だと言えます。


もちろん、ただただ書いていてもスペルしか覚えられないため、意味や発音もしっかりと覚えるように意識しましょう。

語呂合わせで暗記する

英単語を、馴染みの深い日本語の語呂合わせで覚えるのも有効な暗記法の1つです。


覚え方の例として、「ケンの犬が寝る場所」で犬小屋を意味する「kennel(ケンネル)」を暗記することができるでしょう。多少こじつけだと思えても、自分が覚えやすい形で楽しく暗記することが大切です。


「kennel」以外にも「ボート買った」で「bought(買った)」、「明日は友牢(友と牢屋)」で「tomorrow(明日)」などがあるため、受験生が自作するのも、他人が作ったのを調べてみるのも良いでしょう。

アプリを使用する

近年、スマートフォンの普及に伴い様々なアプリが登場しています。受験生向けの英単語の暗記をサポートしてくれるアプリもあるため、活用してみるのも良いでしょう。


特に最近では、以前に間違えた単語(記憶していない単語)を集中的に出題してくれる機能や、指でスペルを書いて確認できる機能など創意工夫がなされたものが多くあります。


クイズ形式のものも多くあるため、友だちとゲーム感覚で暗記数を競ってみても良いでしょう。

語源を理解する

英単語は、全てが不規則にアルファベットが綴られているわけではありません。例えば、「aqueduct(水路)」や「aquarium(水族館)」などは「aqua(水)」という単語から成り立っています。


さらに「aqueduct(水路)」は、「aqua(水)」と「duct(空気などを運ぶ管)」に分解できるため、単語自体を理解できなくてもその意味を推測することは可能になります。


暗記する際にもその語源、構造について意識してみましょう。

声に出して暗記する

人間は「見て」(視覚)覚えるだけでは十分だと言えず、別の五感「書いて」(触覚)覚えることが大切だと前述しました。


書いて覚える以外にも、「聴いて」(聴覚)覚えるのもおすすめで、音の記憶としてしっかりと暗記に貢献してくれます。


味覚と嗅覚で英単語を覚えるのは難しいため、その他の感覚を総動員して、英単語を目で見て、口で発音して、手で書いて、と3つの感覚を使うことが暗記するうえで非常に有効な方法だと言えます。

関連する単語と一緒に覚える

単語を暗記する際はできるだけ関連する単語もセットで覚えるようにしましょう。例えば、「YES」と「NO」の2つの単語を別々に覚えるよりは「YESの反対はNO」という風に1セットで覚えることで、より思い出しやすくなるでしょう。


セットで覚えるものとして類義語や対義語、活用形などがあります。フレーズ学習と同様に複数の単語を効率よく覚えていきましょう。


特に、辞書には高確率で単語の類義語、対義語が合わせて記載されているため、英単語を記憶する際は辞書を引いて関連語もチェックしておくと良いでしょう。

暗記した単語を忘れないために

反復学習をする

英単語は日々少しずつ暗記していくよりも、多くの単語を繰り返し覚える方が良いです。


例えば、100の英単語を一日10個ずつを十日かけて覚えるよりも、100の単語を全て十日間繰り返し暗記した方が長期記憶に残りやすいと言われています。同じ英単語を繰り返し勉強する回数を増やし、何度も反復練習しましょう。

友だちと問題を出し合う

なかなか一人では勉強のモチベーションが保ちづらい受験生には友だち同士で問題を出し合うのもおすすめです。


相手が知らないであろう単語をお互いに出題することで、ゲーム感覚で楽しく覚えることができます。さらに、自分が覚えていない範囲を相手が分析して出題してくるため、自分の苦手な単語を知る良い機会になるでしょう。

一日に暗記する時間を作り習慣化させる

前項でも解説しましたが、英単語を覚えるうえで大切なのは、反復練習することです。一日のうち、暗記するための時間を作り、暗記する作業を習慣化させていきましょう。


習慣化させるのにハードルを感じている人に向け、トイレの中、歯磨きの後、寝る直前など日常的な行動に結びつけることで習慣化させやすくなるでしょう。

英単語を勉強するときの教材をご紹介

単語帳

英単語帳は受験する高校のレベル、目標とするレベルにあったものを選びましょう。


特に、単語の意味だけでなく、用例や関連語など立体的な知識を与えてくれるものだと効率よく暗記を進められるでしょう。


また、何冊も単語帳を持つよりも一冊を完璧になるまで繰り返し使うことをおすすめします。

単語カード

単語カードは、暗記したい単語だけをまとめたものです。


受験生が暗記したい単語をピックアップできるだけでなく、自身で英単語を書いて作成している時間も暗記に貢献しているというメリットがあります。


さらに、コンパクトで持ち運びがしやすいため、通学時間などの隙間時間を有効活用することができるのも良い点だと言えるでしょう。

紙の辞書

紙の辞書を好んで使う受験生も少なからずおり、電子辞書に比べると英単語を調べる時間はかかりますが、その手間を掛けた分だけ記憶に残ります。何度も引いた単語は、単語の意味と共にめんどくさいと感じた記憶も残るでしょう。


また、電子辞書と比べて好きに書き込み、マーカーを引けるなどの自分のメモを残せるのもメリットの1つです。

電子辞書

電子辞書の特徴として、調べる速度が速いため、調べる時間を他の単語の暗記にあてられるという点があげられます。


また、多くの電子辞書には音声機能が付いており、発音記号だけでは理解できない単語の正しい発音まで聴けるのがメリットです。


理解できない単語は後で調べるのではなく、その場で調べる習慣をつけることで暗記数に貢献してくれます。

学習アプリ

近年、中高生のスマートフォンの普及率上昇に伴い、中高生に向けた英単語学習アプリも多く登場しています。


ゲーム感覚で楽しめるものも多く、さらにはスマートフォンは常に持ち運びしているため、追加で何か勉強道具を持つ必要がありません。


隙間時間で勉強することができ、さらに用例や文法で分からないこともネットですぐ調べられるのがメリットです。

まとめ

高校受験に向けた英単語の勉強法について解説してきましたが、英単語の勉強はなによりも繰り返し行うことが大切です。


さらに、自発的に英単語の暗記を習慣化するのが難しい人は、学習塾などの通い、どうしてもやらなければならない状況を作っていくのもおすすめだと言えるでしょう。


英語は文法や語彙力がなくとも、英単語さえ覚えることができれば英語圏の人とコミュニケーションが取ることも可能であるため、ぜひ多くの英単語を覚えていきましょう。

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