塾なしで高校受験に挑むメリットは?合格する学生の特徴や勉強方法を徹底解説!

「高校受験は何からしたらいいの」
「できれば塾に行かないで、受験勉強してほしい」
そう考える保護者は多いのではないでしょうか。


この記事では、塾に通わず高校受験をするメリットとデメリット、そして高校受験に挑むために必要なことに加えて、実際の学習計画の例や気をつけたいポイントを紹介しています。


この記事を読むことで、塾に通わない場合の受験勉強をどのように進めていくか知ることができ、子どもにあった効率の良い勉強ができるでしょう。


塾なしでの高校受験を成功させたい方は、ぜひチェックしてみてください。

塾なしで高校受験に挑んで合格できる?

子どもが塾に行きたがらない、もしくは保護者が塾に行ってほしくない、そんなケースも少なくありません。では実際、塾なしで高校受験に挑んだとして、合格はできるのでしょうか。


平成20年の文部科学省の調査では、約半数の中学生が通塾していました。つまり、半数は塾なしで高校受験に挑んでいるということです。 塾に通わなくても高校に合格することはもちろんできます。


しっかりと自己管理をし、学習計画を立てることにより、高いレベルの志望校に合格する子どももいるでしょう。また、志望校のレベルを下げて合格する子どもがいる可能性もあります。


この記事では塾なしで高校受験を成功させる方法を徹底解説していきます。


出典:子どもの学校外での学習活動に関する 実態調査報告|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/08/__icsFiles/afieldfile/2009/03/23/1196664.pdf

塾なしで受験勉強をするメリット

そもそも塾なしで受験勉強をするメリットとは何でしょうか。 大きなメリットとして次の2つが挙げられます。

自分のペースで学習できる

塾では学習計画が決まっているためなかなか自分のペースでできません。 自分で計画を立てるならば、部活や習い事の隙間時間を学習にあてられますし、自分の勉強したい所を勉強できます。 疲れたら休憩をとってリフレッシュも可能です。


また、自分で学習計画を立てて学習していくと、自己管理ができるようになっていくため、大人になってからも通用する力をつけていけます。

塾代がいらない

塾に通わなければ、当然塾代は必要ありません。


文部科学省の調査では、公立中学校3年生の平均で年間約36万円の補助学習費がかかっていることが分かりました。月々約3万円は決して安くはない金額です。


もし、塾に通わないで高校に合格できれば、参考書などを購入したとしても、費用はずいぶん抑えられます。その分、高校の学費や習い事代などに使用できるでしょう。


出典:平成30年度子供の学習費調査の結果について・調査結果の概要|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_03.pdf

塾なしで受験勉強をするデメリット

では、逆に塾に通わない場合のデメリットはどのようなものでしょう。 主な3点について紹介します。

指導する人がいない

勉強を進めていくと、どうしても分からない問題が出てきます。 1人で勉強していると、解いた問題を添削・指導してくれる人や分からない問題を教えてくれる人が近くにいません。


1人で、なぜ間違えたのかを考えたり、分からない問題の解き方を調べたりすると、勉強のペースが下がり、やる気の低下にもつながります。

モチベーションを保ちにくい

塾では、一緒に勉強する仲間がいたり、応援してくれる先生がいたりするため、モチベーションを保つことができます。頑張りを見てくれる人がいると頑張れるのは、大人も子どもも一緒です。


家で、1人で勉強していると、ライバルがいなかったり分からない問題でつまずいたりと、やる気を持ち続けることが難しいといえるでしょう。

勉強の進め方が合っているか分からない

自分の立てた学習計画が正しいのか、自分の勉強法で志望校に合格できるのかを、保護者や子どもが判断することは難しいです。


塾では、学習計画をしっかり立ててそれに沿って指導していきます。進み具合に合わせて計画を立て直してくれるでしょう。また、勉強法も教えてもらえます。


そのため、子どもは安心して学習に専念できるのです。

塾なしで高校受験に合格する学生の特徴とは

塾なしで高校受験を成功させたいと思う保護者も多いでしょう。 成功する学生には、次のような特徴があります。

学習習慣が既に身についている

塾に通わなくても、自宅での学習習慣が身についていると自分で勉強を進められます。 毎日の学習が当たり前になっているため、モチベーションが下がりにくいです。学校の勉強の延長で受験勉強に取り組めます。

本人の学力が高い

もともとの学力が高い子どもも塾に通わずに合格できます。 学校の授業だけで理解ができているため、特別な努力をしなくても、宿題をきちんとこなすだけで十分です。


多くはありませんが、そういった子どももいます。

集中して勉強できる環境がある

自宅なり、図書館なり、自分が勉強に集中できる場所を持っていることはとても重要です。自分の部屋でも、趣味の物やテレビ・ゲームがあると集中できません。 学習環境づくりがしっかりできているのも大切なポイントです。

塾なしで高校受験の勉強をするには?

ここでは、実際に塾なしで高校受験の勉強を始めていく時、必要なことを紹介していきましょう。

独自での情報収集

受験勉強を進めていくためには、様々な情報が必要になります。 早めに情報収集を始めましょう。まずは子どもが目指したい志望校を決めなければなりません。高校には普通科だけでなく、色々な学科があるため、それらを自分で調べることが必要です。


子どもの将来の希望は何なのか、どの学科を選ぶとどんな進路があるのかなどを踏まえて、家族でよく話し合うことも大切でしょう。希望進路を決めたら今度は志望校の情報を調べていきます。

志望校の情報

希望進路が決まったら、志望校の情報を集めます。 偏差値や倍率、受験方法などは丁寧に調べましょう。 過去問を購入して、過去の入試の傾向と対策を考えることも大切です。オープンスクールに参加して雰囲気を知るのも良いでしょう。


志望の学科のみが決まっている場合は、偏差値の異なる複数の高校について調べるのがおすすめです。学習の進度によっては、より高い高校を目指す場合や、逆に少しレベルを下げた高校を選ぶ場合もあります。


いくつかの候補について情報を集めておくと、志望校の変更があった時にスムーズに対応できるでしょう。


また、万が一、志望校に不合格だった時のために併願校も決めておいてください。

受験手続の情報

高校を受験するためには、出願書類を取り寄せ、締め切りまでに出願書類を出すことが必要です。 受験料の納付方法も各高校で指定されています。きちんと確認してください。また、併願して複数受ける場合、日程が重ならないようにしましょう。


当日の会場までの行き方も事前に調べておくことが大切です。受験シーズンは冬なので、天候不順で公共交通機関が動かない時の会場に行く手段も考えておいた方が良いでしょう。


受験する各高校の情報が混ざらないように、きちんと整理することがおすすめです。出願書類を締め切りまでに出せないと受験自体ができなくなり、子どもの努力が無駄になってしまうため注意しましょう。

子どもの学力の把握

子どもの学力を、客観的に判断することはとても大切です。学校の通知表だけでは、志望校合格に必要な学力があるのか判断できません。実際の受験は、違う学校の生徒と競うことになるからです。


塾では、他校の生徒も通っているため、定期的な模試や学力テストで現在の学力を常に把握できます。塾なしの場合も、代わりとなるような模試に自分で申し込んで参加しましょう。


志望校の合格判定ができる模試を受けると、自分の現在の学力と合格の可能性が客観的に分かります。その情報をもとに、これからの学習計画や志望校の変更などを考えていってください。


子どもの学力は変化していくため、何度か模試を受けて正確な学力の把握に努めましょう。

勉強の習慣を身につける

受験勉強は1日ではできません。中学校3年分の勉強を復習し、身につけていきます。そのためには、長い期間をかけて、少しずつ勉強を進めていくしかありません。


しかし、受験勉強は普段の学校の勉強と並行して行っていきます。学校の宿題や定期テスト対策に追われて、最初は上手く取り組めないことも多いです。 1日少しずつでも良いので、受験勉強の時間を作るようにしましょう。


学習を習慣化するためのポイントは次の2つです。

本人のモチベーション

将来絶対になりたい職業がある、絶対に入りたい高校がある、そんな気持ちを持つとモチベーションを保てます。 モチベーションがあれば、短時間に集中して勉強でき、勉強の効率も上がるでしょう。


それ程強い目標がない場合もあります。その場合は、1日の勉強量を少なめに計画を立てて、達成感を感じられるように工夫してみてください。できたという感覚がやる気を育てます。


また、体調管理も重要です。疲れていて勉強のやる気が出ない時は、睡眠時間や食事をしっかりとり、体から元気にしましょう。適度な休憩もやる気を上げることにつながります。


モチベーションの上げ方は、それぞれ違うため、子どもに合った方法を選んであげるようにしてください。

学習場所

学習の習慣化のためには、学習場所を整えることも大切です。


子ども部屋で勉強する場合は、遊び道具や気が散るようなものを、手に届かない、目に入らないように工夫しましょう。ついつい自分の好きなものは気になってしまいます。勉強時間の間は、違う部屋に置くなどしてみてください。


リビング学習の場合は、テレビや家族の邪魔が入らないように注意しましょう。リビングで集中できない時は子ども部屋で勉強するなど、いくつかの学習場所が用意できると良いです。


自習スペースがある図書館や公民館もあるため、自宅外で勉強できる場所も探してみましょう。休日などに利用すると、外出もできて良い気分転換になります。

苦手分野の克服

それぞれの子どもによって、得意分野と苦手分野があります。


1人で勉強を進めていると、ついつい得意な教科を優先してしまい、苦手な教科は後回しになりがちです。苦手な教科を勉強していると分からない問題を解くのに時間がかかってしまい、やる気が下がってしまうからです。


得意な教科を伸ばすことももちろん大事ですが、5教科が受験に必要な場合は苦手分野を克服しないと総合点が上がっていきません。 克服する手段を見つけておきましょう。

分からない問題があった時の解消手段

塾なしで受験勉強する時は質問する相手がいることが望ましいです。 分からない問題は調べているとどうしても時間がかかります。学校の先生や勉強の得意な友人などに教えてもらった方が早く解決します。


ただ、勉強している時に隣にいるわけではないため、分からない問題をそのままにしないように注意しましょう。ただ答えを写しても、分からないままです。印をつけて、ちゃんと質問するようにします。


今はもちろん、スマホで調べることもできます。しかし、ネットの情報は多過ぎるためどれが正しいのか分からなかったり、ついついスマホで違うことをしてしまったりしがちです。使う時は、時間を決める、親の前で使うなど、使い方を工夫しましょう。

塾なしで高校受験の勉強をする3STEP

実際に塾なしでの受験勉強を進めていく時には、次の3STEPを踏まえながら、進めていってみましょう。

勉強スケジュールを立てる

やみくもに勉強を始めるのではなく、しっかりとスケジュールを立てましょう。 受験日から逆算して、いつまでにどんな勉強をしていくか、おおよそ年間の予定をたてます。その後に月ごと、1週間ごとと決めていきましょう。


年間や月ごとの予定は大まかに決めておく程度で、進み具合で調整しましょう。


週ごとに各教科の目標を立てて1週間で達成を目指します。1日5教科すべてをやる必要はありません。

志望校のレベルに合った問題集を用意する

問題集には様々な難易度があります。 基礎から応用まで多くの問題集が出版されているため、志望校の過去問を踏まえて、子どもに合ったものを選びましょう。


実際に手に取って見比べてみてください。問題数がどのくらいか、子どもの学習方法に合っているか、解説が分かりやすいかなどを確認しましょう。


また、問題集は少なめがいいです。色々な問題集を解くより、同じ問題集を繰り返し解く方が、勉強が身につきます。

それぞれの教科の勉強や進め方を決める

各教科によって勉強法は異なります。 それぞれで何から取り組むか決めていきましょう。


例えば、国語の漢字や文法、英語の単語などは、隙間時間でコツコツ覚えていく必要があります。また、長文読解は時間をしっかりとって集中して取り組むことが大切でしょう。


数学も基本の計算問題も解きつつ、受験で通用するためには応用問題も解いて練習していきたいです。


自分の学力に合わせて勉強する内容を決めていきましょう。

高校受験の勉強の仕方【科目別】

科目別の受験勉強方法をもう少し詳しく説明しておきます。 ここでは主要3科目についてまとめます。

国語

国語の問題には、漢字や文法などの基本問題と、説明文や物語文の文章読解問題があります。


漢字では、小学校で習ったものも出題されるため、幅広く復習しましょう。繰り返し練習して覚えていくようにします。


読解力は、なかなかすぐに身につくものではありません。勉強の合間に読書しつつ、読解問題に挑戦していきましょう。

数学

数学は、習った公式の復習から始めましょう。


公式を覚えて、式を立てて計算するというのが基本的な解き方なので、公式はしっかりと覚えましょう。


数学が苦手な人は、間違えた問題を繰り返し解くようにすると良いです。そうすると間違えやすいポイントに気が付きます。ポイントが分かると間違いにくくなるでしょう。

英語

高校受験の英語は、単語を覚えることが大切です。


中3までに習う単語をしっかりと暗記して、意味を理解し、スペルを間違えずに書けるようにしましょう。単語帳などを利用してみてください。


読解問題は、音読をすると力が付きやすいです。音読は受験のリスニング対策にもなるため、ぜひ勉強に取り入れてみましょう。

塾なしで高校受験の勉強をする際のポイントとは?

大事なポイントを押さえることで、自宅での学習効率を上げることができます。 4つのポイントを紹介します。

過去問を活用する

志望校ごとに問題の出題傾向が違います。 過去問を利用すると、出題傾向にあった勉強が可能です。


まずは早めに購入して、まだ習っていない範囲はとばしても良いので一度解いてみてください。挑戦してみると、問題の中身が基本か応用か、選択式か記述式かなどが分かります。傾向が分かってから問題集を購入した方が、無駄のない受験勉強ができるでしょう。


また、試験が近くなってから、再度解くことで、直前の力試しや予行練習にもなります。

模試を受ける

1人で勉強していると、周りと自分の比較ができません。模試を受けると、志望校の合格判定ができ自分の実力が分かります。 子どもの学力は変化するため、本番までに複数回受けるようにしましょう。


また、模試は、苦手科目や間違えた問題を復習するのに役立ちます。模試が返却されたら、直しを必ずしましょう。自分の間違いやすいポイントが分かったら、問題集で似ている問題を解くと苦手克服につながります。


また、本番と似た形式で参加すると、当日の雰囲気も分かります。

通信教育を利用する

通信教育を利用すると、塾なしでの勉強の負担を軽くしてくれます。


まず、問題が届くようになるため問題集を選ぶ負担が減ります。問題集選びに悩まずにすむため、勉強のスタートが上手くできるでしょう。


また、添削指導してくれる通信教育がほとんどなので、保護者が採点や指導をしなくてよくなります。分からない部分を教えてもらえるのは、塾なしで勉強する強い味方です。


さらに、お金はかかりますが、塾代よりは安いです。月々1万円以下で利用できるものも多くあります。

問題集を買い過ぎない

高校受験用の問題集は多くありますが、決して買い過ぎないようにしましょう。


学校の問題集、志望校の過去問、これらをまずしっかりと取り組んでみます。そして、1回解いて終わりにせず、何度も復習しましょう。 何冊も解くよりも1冊を繰り返し復習する方が、自分の分からない所が分かるようになるからです。


その上で、もう少し問題を解いて実力をつけたい時に、追加で問題集を買うようにしましょう。そうすると、必要な問題集だけで学力が伸びていきます。

塾に通わない場合の受験までのスケジュールと勉強時間の事例

1週間の勉強スケジュールと中1~中3の勉強時間の例を紹介します。 ぜひ参考に勉強計画を立ててみてください。

スケジュールの事例

中学3年生1学期頃の1週間の勉強スケジュールについて一例を紹介します。


まだ、部活等があったり、平日は学校の宿題もあったりするため、無理のない計画を立てることが大切です。 学校の宿題に1時間かかると考えて、1~2時間の受験勉強ができると理想的でしょう。


次で、志望校の偏差値別に目安となる学習時間をまとめてあるため参考にしてみてください。


今回は例として、1学期中に中1と中2の復習が1度は終わるように計画を立ててみましょう。定期テスト前を除くと約3か月で終わらせたいです。1か月半で中1の範囲、1週間で中1範囲の約6分の1、というように考えていきます。


1週間で進めたい量が決まったら、曜日ごとに分けていきましょう。金曜日や、日曜日の量を少なくしておくと、最後に残ってしまった場合に調整できます。


計画通りに進まないと思ったら、次の週で調整しましょう。そうしていくと、計画を立てることも上手くなっていきます。

横にスライドすると全て内容をご覧いただけます。
国語 数学 英語
漢字復習 問題集p2~p11
問題集p2~p11 英単語
問題集p2~p11 問題集p12~p21
漢字復習 問題集p12~p21
問題集p22~p26
記述問題に挑戦&直し 問題集p22~p31 記述問題に挑戦&直し
問題集p12~p21 まとめ問題に挑戦&直し 問題集p27~p31

勉強時間の事例

令和3年5月に行われた全国学力・学習状況調査では、中学3年生の約60%が1時間から3時間の家庭学習をしているという結果になりました。 そちらを参考に受験までの勉強時間をまとめてみました。


1週間で取り組みたい勉強量を考えての数字です。休日は平日の2倍程度、夏休み以降は部活動の引退などによる勉強時間の増加が想定できます。


志望校が偏差値60以上の場合は、平日で約1時間多く勉強時間を設定してあります。合格ラインが高い分だけ、勉強時間は必要になるでしょう。


夏休み以降、受験勉強が本格化します。主要3教科だけでなく、理科や社会の勉強も進めていきたいです。夏休み前までより、平日も休日も勉強時間を増やせると良いでしょう。


学習スピードには個人差があるため、目安として、参考にしてみてください。


出典:令和3年度全国学力・学習状況調査の結果(概要)|国立教育政策研究所
参照:https://www.nier.go.jp/21chousakekkahoukoku/21summary.pdf

志望校が偏差値50~60 志望校が偏差値60~
中1 平日1時間、休日2時間 平日2時間、休日4時間
中2 平日1時間、休日2時間 平日2時間、休日4時間
中3春~夏休み前 平日1.5時間、休日3時間 平日2.5時間、休日5時間
夏休み 5時間 6時間
夏休み明け 平日3時間 平日4時間

塾に通わない場合はいつから受験勉強を始めると良いのか?

受験勉強というと特別に聞こえますが、受験で出るのは学校で習った勉強です。まずは、日々の勉強を大切にしましょう。学校の宿題をすることや、学校で習ったことの復習をすることはとても大切です。


受験を意識した勉強を早くから始めることで塾に通わなくても合格できる学力を身につけましょう。


中1では、学校の宿題に加えて、復習をすることで、分からない問題を残さないように心がけてください。苦手意識が残ると、受験まで引きずってしまう場合があります。


中2では、部活動なども忙しくなるため、効率よく勉強する練習をしていきましょう。中2のうちに、時間の使い方が上手くなっていると中3になって5教科の復習が必要になった時に役立ちます。


このように、過去問を解いたり、受験用の問題集を買ったりする必要はありません。受験を意識して日々の勉強に取り組んでください。そうすることで、中3での本格的な受験勉強をスムーズに進められるでしょう。

高校受験の勉強でどうしてもやる気が出ない場合は?

頑張らなければと思いつつ、勉強に集中できない時は誰にでもあります。 そういう場合の対処方法を3つ挙げてみましょう。

やる気が出ない原因を知って取り除く

まずは、原因を考えましょう。やる気の出ない原因は子どもによって様々です。ゲームやマンガが気になる、人や外の声が気になる、スマホが気になるなど、集中できない原因を見つけ、取り除くようにします。


例えば、ゲームやマンガは親が預かる、音が気になる時はヘッドホンや耳栓を利用してみる、スマホは遠ざけるなどです。 それぞれの原因に合った解決方法を考えて、やる気アップを目指してください。

勉強場所を変える

毎日家で勉強していると、飽きてしまい、集中力が下がってしまいがちです。


家の中でも、子ども部屋とリビングで場所を変えてみると気分が変わります。いくつか勉強スペースを確保しておきましょう。


また、図書館や公民館も利用してみてください。図書館や公民館には自習スペースが開放されている場合があります。外出自体も気分転換になりますし、他の利用者から、良い刺激ももらえるでしょう。

目標を決める

入りたい高校、なりたい職業が決まっているとやる気もアップします。目標を決めて勉強に取り組みましょう。


大きな目標がなくても、模試で前回より良い点を取りたいや、苦手だった所を克服したいなどでも良いでしょう。他にも、ライバルとして友だちと競うことも有効です。頑張れそうな目標を探してみてください。


目標を決めて達成できると、達成感でまたやる気が上がるという好循環も生まれるでしょう。

高校受験の勉強をするならエディック創造学園

やはり塾なしでの高校受験は不安だと思われる方に、エディック創造学園をおすすめします。


エディック創造学園は子どもの志望校に合わせた多くの講座を開講しているのが特徴で、通塾かオンラインか希望する方で受講できます。


もっとも特徴的なのは、反転授業という独自システムです。反転授業では、映像授業を使って自宅や自習室で予習し、対面授業で予習した内容を使うことで、知識を身につけていきます。


このシステムを導入することで、子どもの理解度を確認し、応用力をつけていくことにつなげているのです。


また、オンラインでも双方向オンライン授業を取り入れているため、自宅でも質の高い授業を受けることができるでしょう。

まとめ

塾なしで高校受験に挑むには、保護者も本人も様々な準備と努力が必要になります。高校受験は長い期間の挑戦なので、途中で疲れることもあるでしょう。気分転換を上手く取り入れながら、効率よく勉強していってください。


子どもに合った学習計画を立てて、勉強環境を整え、学習習慣を身につけられたら、きっと志望校合格ができます。 その時には、学力だけでなく、継続力や自己管理能力も身についていることでしょう。

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